返礼品の特徴
またこの地区には干し柿の種を取り除き巻き柿にして保存して干菓子として供されていました。
干し柿は昭和の中頃までは縁起物としてお正月には欠かせないものでしたが、「ころ柿」(かたい干し柿)の消費が減り、「あんぽ柿」(水分が多く柔らかなトロリとした干し柿)が主流になって半世紀近くになります。
巻き柿は「ころ柿」でしか作れないため、一部農家の高齢者に継承されている状態が続いていました。
(ころ柿は「いなさ」あんぽ柿は「はがくし」という品種でつくられています。)
知り合いのお茶の先生に、京都のお茶の先生から以前いただいた「巻き柿」が手には入らないかと言われたが手に入れることができませんかと「湛然の里」が相談を受けましたがご希望に沿うことが出来ませんでした。
湛然の里では「いなさ」での干し柿作りからはじめ「巻き柿」の伝承と商品化を進めました。
「巻き柿」は干し柿作りに二ヶ月、種を取り除き簀巻きで巻き込約1年から2、3年熟成乾燥させて出来上がります。
干し柿も上質のものでないと数年の熟成に堪えられません。
2年3年と熟成乾燥させることにより、ほのかな香りと甘味は一段と上品になります。
背振の山々に囲まれた里山の寒風とお日さまの自然のみが作り出す郷に住む私たちへの恵みだと思い、湛然の里では肥前大和松梅郷の自然からの恵みを伝えていきたいと商品化致しました。
自然に左右されることが多いので年間100本程度の商品化して予約の方のみにお分けしていましたが、今回のふるさと納税返礼品として熟成3年の「巻き柿」を、数量限定でお出しすることになりました。
【巻き柿と九州三大歌人中島哀浪との想い出】
今から六十数年前、私が小学生のころ久保泉の中島哀浪宅で巻き柿を食べた思い出である。
祖母が哀浪さんの奥さんと姉妹だったので小生を連れて行ってくれたのであろう。
縁側から前の川を見ながら巻き柿を食べているとき「うまいだろが」と言われて、甘くて美味しかったことを今でも思い出す。戦後のお菓子などない時代だったので鮮明に覚えているのかもしれない。
五十数年ぶりに帰省して偶然巻き柿に出会いましたが、今はほとんど作られていないとのこと。
今の干し柿は柔らかい「はがくし」という品種がほとんどで巻き柿をつくれる「いなさ」という品種の干し柿は作られていないことを知りました。
「巻き柿」を復活させてみようと挑戦して五年かかりで製品化することができました。
偶然にも時を同じくして中島哀浪が葉隠の研究家で友人の栗原荒野氏に贈った歌集「柿百選」を、荒野氏のご子息の耕吾氏よりわたくしにと贈りいただきました。これは何かの不思議なめぐりあわせを感じ地元の名尾和紙に歌集「柿百選」より数首を印刷してみました。
「巻き柿」をお客様などにお出しするとき懐紙代わりに使ったり、しおりなどに使って見てください。
【賞味期限】
発送日より冷蔵で3か月
【原材料】
大和町松梅地区産柿(品種:紅いなさ)
【アレルギー品目】
特定原材料8品目および特定原材料に準ずる20品目は使用していません
【地場産品基準のうち該当する類型:告示第5条第3号】
上記類型に該当する理由 市内で製造されたもの
返礼品の詳細
- 提供元
- そば庵はなの蔵 (湛然の里)
- 配送
- 冷蔵
- 内容量
-
巻き柿:1本
(木箱入り、手提げ袋付き)
寄附に関する注意事項
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Mail: support@sagabai.com
※ふるさと納税サポートセンターにて対応いたします。
■返礼品に関すること
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Mail: furusato@sagabai.com
※佐賀市観光協会にて対応いたします。
寄付のお申込みは24時間受け付けております。
お電話でのお問合せは、次の時間帯にお願いいたします。
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年末年始時期など、繁忙期にはご回答が遅れる場合もございます。
佐賀市 ふるさと納税についてのお問い合わせ
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メールでのお問合せ
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この自治体について

さがけん さがし佐賀県 佐賀市熱気球が舞い上がる「空のまち、佐賀市」
佐賀市(さがし)は九州の北西部に位置し、北部に広がる山間地の自然や温泉・ダム湖、南部の有明海の豊穣な干潟などの自然、中心部の広大な佐賀平野に広がる田園風景など豊かな自然を有しています。また、「熱気球の街」と呼ばれ、秋には、国内最大の熱気球イベント「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」を開催し、沢山の熱気球が広大な佐賀平野を彩ります。
平成27年5月には、渡り鳥のシギ・チドリ類飛来数日本一を誇り、紅葉する塩生生物「シチメンソウ」が自生する「東よか干潟」が、ラムサール条約湿地に登録され、平成27年7月には、日本初の実用蒸気船「凌風丸」が造られた「三重津海軍所跡」が、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」のひとつとして、世界文化遺産に登録されました。
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